2026年6月の朝ラン全記録、23日300km、走りを読み解く3つのページを作った月
6月を一言で言うと、梅雨が始まったなぁ、という月だった。気温自体はそこまで高くないのに、湿度が高い。走り終わったあとに体がジメジメして、汗がブワッと出る感覚がずっとつきまとった。数字の話に入る前に、まずこの蒸し暑さが6月の地の色だったことだけ書いておく。
結論:23日で 300.3km、距離は落ちたがレースとロングを足した月
2026年6月は23日走って、総距離 300.3km、平均ペース 4:05/km。4月(26日 / 322.6km / 4:02)5月(26日 / 323.6km / 4:04)と並べると、走行日数も距離もはっきり落ちた。ペースは 4:05 で、こちらは3ヶ月でほとんど動いていない。
数字が落ちた理由は単純で、走らない日が増えたからだ。4月・5月が26日だったのに対し、6月は23日。仕事が本格的に回り始めて、削るなら走る日数、という判断を何度かした。
ただ、落ちただけの月ではない。6/20 に GINZA MILE で1マイルのレースに出て、6/29 には月最長の 25.02km を走った。毎朝12kmを淡々と積む5月までの形に、レースとロングが加わった。距離の合計は落ちても、走りの幅は広がっている。
もう一つ、6月はサイト側に手を入れた月でもある。走りを数字で読み解くページを3つ(/stats・/condition・/insights)作った。だから今月の振り返りは、その3ページのデータも使ってやってみる。
そういう月の記録を、全部残す。
6月の位置付け:本業が回り始めて、走る日数を削った月
4月は3:45起きの土台を作る月、5月はその土台が初めて崩れた月だった。6月は、崩れたあとに「本業を優先しながらどう走るか」を実際にやってみた月になる。
5月の終わりに、連続記録という目標は手放していた。だから6月は、走らない日を選ぶことに以前ほどの抵抗がない。仕事が立て込んだ週は走行日数が減り、6/6〜6/8 や 6/14、6/18、6/21、6/28 と、飛び石でオフを入れた。4月・5月のように「毎朝必ず」ではなくなっている。
ただ、7日も休んだのは甘えだったと思う。連続を手放したのは睡眠と本業を守るためで、その判断自体は間違っていない。でも 6/6〜6/8 の3連休まで含めて月の4分の1近くを休むと、本業が忙しかったから、では説明しきれない緩みも混じっていた気がする。仕事が理由のオフと、なんとなく止めたオフの区別が、6月は少し曖昧だった。
代わりに、走る日の質は上げた。レースで1回、ロングで1回、毎朝の12kmとは違う負荷を入れた月だった。日数で落ちたぶんを、中身でどこまで取り返せたか。それは下の全記録とコンディションの数字で確かめていく。
全体の数字:23日 / 300.3km / 平均ペース 4:05/km
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 走行日数 | 23日 / 30日中(6/17・6/20 は 2 ラン) |
| 総距離 | 300.3km |
| 平均距離 | 12.01km / 走 |
| 総走行時間 | 20時間25分 |
| 平均ペース | 4:05/km |
| 最速ペース | 3:18/km(6/20、1.75km) |
| 月最長ラン | 25.02km(6/29) |
| 平均心拍 | 142.4 bpm |
| 総獲得標高 | 945.6m |
平均開始は 03:54、最も早い日は 02:56(6/5)。4月・5月よりむしろ早い。早起き自体は安定していて、減らしたのは起きる早さではなく走る日数の方だった。
休養日が増えた一方で、6月は朝の起床時刻が大きくは荒れていない。多くは3時台〜4時台に収まり、5月のような飲み会翌朝の極端な遅起き(06:40 など)は無かった。例外は 6/22 の 05:56 くらいで、本業優先で日数は減らしたが、起きる時間の規律はおおむね保てた月だった。
注:心拍は Apple Watch の値で、Garmin や COROS のような専用機より精度は落ちる。絶対値ではなく、変化の傾向として見てほしい。
6月の全記録:走った日と、休んだ日
5月までは「走った日/休んだ日」を1枚の表で残してきたので、6月も同じ形で全部並べる。オフの日は ─ で埋めた。こうして並べると、6月が「走った日数を削った月」だったことが、文章より素直に出る。
| 日付 | 距離 | ペース | 開始 | 心拍 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6/1 | 12.13km | 4:08/km | 03:56 | 139 | |
| 6/2 | 12.11km | 3:48/km | 03:55 | 143 | |
| 6/3 | 12.01km | 3:52/km | 03:47 | 141 | |
| 6/4 | 12.15km | 3:43/km | 03:06 | 152 | 早起きの日。月の好調ペース |
| 6/5 | 12.04km | 4:44/km | 02:56 | 140 | 最速起床 02:56、走りは抑えめ |
| 6/6 | ─ | ─ | ─ | ─ | オフ:地元の友人が東京に来て休養 |
| 6/7 | ─ | ─ | ─ | ─ | オフ:友人が自宅に宿泊 |
| 6/8 | ─ | ─ | ─ | ─ | オフ:宿泊継続で走れず。HRV は月最良 58.7 ms |
| 6/9 | 12.12km | 3:57/km | 03:58 | 139 | 3連休明けの再開 |
| 6/10 | 12.20km | 4:34/km | 03:10 | 137 | 回復寄りのペース |
| 6/11 | 12.09km | 3:48/km | 03:57 | 149 | 睡眠は月最良 8h 24m |
| 6/12 | 12.09km | 4:01/km | 03:55 | 141 | |
| 6/13 | 12.28km | 4:33/km | 03:57 | 140 | |
| 6/14 | ─ | ─ | ─ | ─ | オフ:睡眠不足で疲労が抜けず |
| 6/15 | 11.99km | 3:49/km | 03:54 | 143 | |
| 6/16 | 12.19km | 3:48/km | 03:56 | 146 | |
| 6/17 | 12.33km | 3:50/km | 03:55 | 157 | 朝ラン。心拍は月最高 157 |
| 6/17 | 6.21km | 6:23/km | 19:29 | 108 | 夜にゆるく追加(ダブル) |
| 6/18 | ─ | ─ | ─ | ─ | オフ:睡眠不足の疲労で休養(甘えた) |
| 6/19 | 12.23km | 4:38/km | 03:58 | 130 | 心拍低めの回復走 |
| 6/20 | 12.10km | 4:03/km | 03:58 | 146 | 朝はいつもの 12km |
| 6/20 | 1.75km | 3:18/km | 18:00 | 147 | 夕方 GINZA MILE、月最速 3:18 |
| 6/21 | ─ | ─ | ─ | ─ | オフ(レース翌日) |
| 6/22 | 12.30km | 3:49/km | 05:56 | 149 | この日だけ起床が遅れて 05:56 |
| 6/23 | 12.15km | 3:53/km | 04:04 | 148 | |
| 6/24 | 12.23km | 3:49/km | 04:04 | 141 | |
| 6/25 | 12.16km | 3:57/km | 03:57 | 144 | |
| 6/26 | 12.15km | 3:50/km | 04:03 | 150 | |
| 6/27 | 12.01km | 3:50/km | 04:04 | 141 | |
| 6/28 | ─ | ─ | ─ | ─ | オフ。睡眠は月最悪 3h 48m |
| 6/29 | 25.02km | 3:52/km | 03:44 | 145 | 月最長ロング |
| 6/30 | 12.24km | 4:41/km | 03:41 | 144 | 25km ロング翌日。ペースは抑えて締め |
並べてみると、休んだのは地元の友人が東京に来た 6/6〜6/8 の3連休、6/14、6/18、6/21、6/28 と、飛び石で散っている。友人の宿泊で3日まとめて空けたのが日数を一番削った。残りの 6/14・6/18 は睡眠不足の疲労で、6/18 は表にも書いたとおり甘えだった。30日のうち7日走っていないのは、4月・5月の月5日オフと比べてもはっきり多い。本業を優先した結果とはいえ、こうして表で見ると、さすがに休みすぎではないかという後ろめたさが残る。
起床時刻の列を縦に見ると、前半(6/1〜6/17)は 02:56〜03:58 とむしろ早く、後半は 04:00〜05:56 に少し遅れている。最終日の 6/30 は 03:41 に戻したが、月の後ろ半分は朝のキレがわずかに鈍っていた。
6/20:GINZA MILE で1マイルを走った
6月の特異点は 6/20 だ。朝はいつも通り 12km を走り、夕方に GINZA MILE で1マイル(約1.6km)のレースに出た。レースの 1.75km 区間は 3:18/km で、これが6月の最速ペースになっている。
このレースの詳細は Day 60 レポート に書いたので、ここでは月次の文脈だけ残す。距離としては 1.6km しか走っていないので、体の疲れとしては正直そんなに何も感じていない。短い分、後を引くダメージは無かった。
ただ、コンディションの数字の方には出ていた。この日の安静時心拍は月最悪の 60 bpm、心拍変動も月最悪の 29.1 ms。体感ではケロッとしていても、短距離で一段上の強度を出すと自律神経の方は反応している、というのが数字で分かるのは少し面白い。
6/29:月最長の 25.02km を走った
月末の 6/29 に、25.02km を 3:52/km で走った。6月の、というより最近の朝ランでは飛び抜けて長い。いつもの12kmの倍だ。
走った理由は3つある。1つは、参照点にしている田中渓氏の生活距離を、一度自分の体で体験してみたかったこと。2つ目は、東京マラソン以降、20km を超えるジョグを多分一度もしていなかったので、久しぶりに長い距離を踏んでおきたかったこと。
そして3つ目が、いちばん正直な理由だ。前日に居酒屋へ行ったあと、締めにラーメンを食べてしまった。その罪悪感で、つい25km走った。立派な動機のように並べたけれど、最後のひと押しはラーメンだった。
ペースを落とさず 3:52/km でまとめられたのは、毎朝12kmを積んできた土台があってこそだと思う。
6月のコンディション(Apple Health)
作った3ページの内訳は、月別の距離やペースをまとめた /stats、Apple Watch の体調データを並べた /condition、その2つを掛け合わせて読む /insights だ。ここからはそのデータで6月を見ていく。
まずは /condition の側から。28日分の Apple Health データで、6月の体の状態を振り返る。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 集計日数 | 28日 |
| 平均睡眠 | 6h 24m(最良 8h 24m 6/11 / 最悪 3h 48m 6/28) |
| 安静時心拍 (RHR) | 51.8 bpm(最良 45 bpm 6/5 / 最悪 60 bpm 6/20) |
| 心拍変動 (HRV) | 41.8 ms(最良 58.7 ms 6/8 / 最悪 29.1 ms 6/20) |
| VO2 Max(月末) | 65 ml/(kg·min)(月初比 ±0) |
| 平均歩数 | 11,028 歩/日 |
睡眠の平均は 6h 24m。5月の方針で掲げた「睡眠を削らない」は、平均で見ると7時間には届いていない。6/28 の 3:48 は、その前から疲労が溜まっていた1日だ。
安静時心拍と心拍変動の最悪値が、どちらも 6/20 のレース翌朝に揃っているのが分かりやすい。負荷をかけた翌朝に体が反応している、という当たり前のことが、数字でそのまま見える。逆に良かったのは 6/5〜6/8 あたりで、この週は走行ペースも安定していた。
/insights の方を見ると、もう少し別のことが分かる。このページでは、同じ心拍帯(140〜150 bpm)で走ったときの平均ペースを月ごとに並べている。同じ心拍でペースが上がっていれば、有酸素能力が伸びたとみなせる、という見方だ。6月の値は 3:53/km で、4月(3:51)5月(3:48)とほぼ動いていない。冒頭で平均ペースが3ヶ月変わっていないと書いたが、心拍の効率という別の角度から見ても同じところで止まっている。むしろ6月はわずかに遅いくらいだ。冬の底(昨年12月は同じ心拍帯で 4:34 まで落ちていた)から春先に戻したあと、そこで頭打ちになっているのが実態だと思う。
もう一つ、/insights には週ごとの負荷(走った時間と心拍から出すTRIMPという指標)と、それが直近4週の平均に対してどれくらい跳ねているか(ACWR)を出している。1.3 を超えると故障リスクが上がる、というのが一般的な目安らしい。6月の各週は 0.90〜1.08 に収まっていて、4回ある飛び石オフのおかげで負荷が一度も跳ねていない。距離は落としたが意図した範囲の落ち方だと上で書いたが、振り返るとそれはACWRが安全圏に収まり続けたという意味でもあった。日数を削ったことが、結果的に故障の予防になっていたわけだ。
ただ、こうして数字を見るようになっても、いまのところ走り方そのものが変わったわけではない。昨日のレースで HRV が落ちてるな、と眺めるくらいで、それで今日の練習を変えるところまではいっていない。このデータをどう走りに活かすかは、これからの宿題だ。
6月のシューズ運用
12km ラン1種目を基本にしている以上、怪我対策の柱はシューズのローテーションになる(Day 30 レポート に書いた通り)。ただ6月は、そのローテーションが少し雑になっていた。
使っていたのは、ほぼ adidas の EVO SL とボストン13の2足。この2足で大半を回していた。悪い靴ではないし不満も無いのだけれど、以前に比べると履き分けの種類が減ってきている。毎日ほぼ同じ顔ぶれで走っていた、というのが実態だ。
ローテーションを増やすこと自体が怪我対策の柱だったはずなので、ここは7月の課題にしたい。もう少し足の負荷を散らせるように、履く靴の種類を増やしていくつもりだ。
7月の方針:Day 100 に向けて、健康と本業を最優先で続ける
6月は、本業を優先して走る日数を削りながら、レースとロングで走りの幅を広げた月だった。距離の合計は4月・5月から落ちたが、それは意図した範囲の落ち方だ。
7月末頃に Day 100 の振り返りレポートを予定している。そこで答え合わせするのは、相変わらず一つだけ。いかに健康を崩さず、本業を優先しながら走り続けられるか。故障せず、睡眠をできるだけ守り、仕事に支障を出さない範囲で走る。6月の23日という日数は、その範囲を素直に表した数字でもある。
具体的に手を入れたいのは、上で書いたシューズのローテーションだ。同じ2足に偏っていた6月から、もう少し履き分けを増やして、足の負荷を散らす。梅雨で蒸し暑い時期こそ、無理をせず故障を出さないことを優先したい。
ランニングとエンジニアリング、そして参照点としての田中渓氏。6月も走行データを全部残す。
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