TENEX 治療をジャンパー膝で受けた記録(日帰りで変性した腱だけを除去する)
TENEX 治療とは何か
TENEX 治療は、超音波ガイド下で 3mm ほどの小さな切開から器具を入れ、超音波振動で傷んだ腱組織だけをドロドロに分解して吸引する治療だ。正常な腱を傷つけずに、変性した部分だけを選んで取り除ける。日帰りで完結する。動注治療や一般的なリハビリでも治らなかった人が選ぶ治療法だと説明された。
動注治療で治らず、なぜ TENEX に進んだのか
動注治療を受けて一度は楽になったものの、時間が経つと痛みは戻ってきた。大学3年の箱根駅伝の直後、1月以降にまた悪化して、そこから3か月近く走れなかった。リハビリを続けても、なかなか良くならない。
大学4年になって、同じスポーツ整形外科で TENEX 治療を受けることにした。動注やリハビリでも治らなかった膝に対して、次に残っていた選択肢がこれだった。
TENEX 治療は痛いのか/本当に日帰りでできるのか
麻酔は膝に打った。手術室のような場所で、小さくメスを入れる。自分にとっては、人生で初めての手術だった。軽い手術とはいえ、さすがに少し緊張した。
それでも、松葉杖は要らなかったし、その日のうちに歩いて帰れた。施術自体は1時間もかからず、準備を入れても1時間ちょっとで終わった。
費用・術後の経過・走れるまでの期間
費用は、動注治療より少し高くて4万円くらいだった。
術後は、3日くらいしてから走り始めた。TENEX を受けたあとに、体外衝撃波(収束型)を並行で受けている。ポイント練習にいつ戻れたかは正確に覚えていないが、TENEX から1ヶ月半後くらいだったと思う。
効果はあったのか(自分の場合)
確実に良くなった。完治とは言えないが、大学2・3年の痛みに比べたら、4年の膝は全然マシだった。
痛みと付き合いながらではあったが、春先のトラックシーズンに入れて、5000m と 10000m で自己ベストを更新できた。4年の箱根駅伝は、膝の痛みもほぼなく、走っていて気持ちいいと思える状態で走れた。3年のときとは別物だった。
TENEX 単独の効果かと言われると、そうではないと思う。体外衝撃波(収束型)やセルフケアも含めた、合わせ技だった。社会人になった今も、たまに膝が気になって痛むことはある。それでも、3:45 に起きて 12km を走る生活は続けられている。
これは推奨ではなく、ひとつの記録として
TENEX 治療は、誰にでも勧められる一般的な選択肢ではない。動注治療でも、リハビリでも治らなかった膝に対して、自分はこの治療を受けて、こうなった。それを記録として残しておく。適応や効果の判断は、画像と症状を見た医師にしかできない。同じところで長く止まっている誰かが、「こういう道もあるらしい」と知るきっかけになればいい。
膝に至るまでの全経過は学生7年間の故障の全記録に、TENEX の前に受けた治療は動注治療の記録に分けて書いた。膝そのものの3年間は、膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)が治らなかった記録にまとめている。
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