膝の慢性痛で動注治療(モヤモヤ血管治療)を受けた長距離ランナーの記録
動注治療(モヤモヤ血管治療)とは何か
慢性的に痛みが続く部位には、本来はないはずの異常な細い血管(モヤモヤ血管)が増えていることがある。この血管に沿って痛みを伝える神経も一緒に増えてしまう。動注治療は、細い針やカテーテルから薬剤をこのモヤモヤ血管に注入して血管を減らし、それに沿って増えた神経も減らすことで、痛みを軽くする治療だ。
なぜ動注治療を受けることにしたのか
大学2年から、右膝の膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)の慢性痛をずっと引きずっていた。鍼治療もマッサージも試したが、受けた直後に楽になるだけで、また走ると戻る。その場限りだった。
走れない期間が長く続いて、大学3年の春、通っていた整形外科で動注治療という方法があると知った。慢性的に治らない痛みに対する治療だと聞いて、受けてみることにした。
動注治療は痛いのか(施術の実際)
正直に言うと、もう2年以上前のことで細かい記憶は薄れている。それでも覚えているのは、施術自体はそんなに痛くなかったことだ。割とすぐに終わって、その日のうちに歩いて帰れた。
医師からは、受けた直後はすぐに走り出さないように言われた。
費用・回数・ダウンタイムはどれくらいか
費用ははっきり覚えていないが、3万円くらいだった気がする。受けたのは1回だけだ。
練習には、3日くらいしてから軽いジョギングで戻り始めた。といっても、故障明けはもともと自分のペースでしか上げられないので、そこからは慎重に積み直していった。
効果はあったのか(自分の場合)
受けた後は、痛みが軽くなった実感があった。完全に消えたわけではないが、痛みをごまかしながら、その春先から練習を続けられた。鍼やマッサージがその場限りだったことを考えると、自分にとっては一歩前進だった。
ただ、時間が経つとまた痛みは戻ってきた。動注治療だけで治りきった、とは言えない。最終的に走れる膝になったのは、このあと受けた TENEX 治療と体外衝撃波(収束型)まで含めた、合わせ技の結果だった。
これは推奨ではなく、ひとつの記録として
ここに書いたのは「動注治療を受けるべき」という話ではない。同じ痛みに長く悩んだ一人のランナーが、こういう治療を受けて、こうなった、という記録だ。効き方には個人差があるし、適応の判断は医師にしかできない。同じ場所が痛む誰かにとって、選択肢のひとつを知るきっかけになれば、それで十分だと思う。
慢性化した膝の痛みについては、学生7年間の故障の全記録にも時系列で書いた。動注の後に受けた治療は、TENEX 治療の記録に分けて残している。膝そのものの3年間は、膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)が治らなかった記録にまとめた。
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