ジャンパー膝で試したサポーターとテーピングの記録、3年治らなかったランナーの結論
前提:3年治らなかったジャンパー膝の経過
膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)は、膝の皿と脛をつなぐ膝蓋靭帯に微小な断裂や炎症が起きる症状だ。本来はバレーやバスケなど跳ぶ競技に多いが、自分は跳ばない長距離で、大学2年から4年の箱根駅伝まで右膝で3年間引きずった。
厄介だったのは、痛くても走れてしまうことだ。疲労骨折なら痛すぎて走れないが、ジャンパー膝は走り始めこそ痛いものの、5分10分すると少しマシになって走り出せてしまう。だから「行けるか」とつい練習をやってしまう。この厄介さが、サポーターやテーピングとの付き合い方にそのまま効いてくる。
症状と経過の全体像は膝蓋靭帯炎が治らなかった3年間の記録に、故障歴の時系列は学生7年間の故障の全記録に書いた。ここでは、その中でサポーターとテーピングが効いたのかに絞って書く。
使ったサポーターと効果
使っていたのはザムスト(ZAMST)の膝サポーター EK-5 だ。
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先に正直に書くと、走っているときはこれを着けていない。着けて走ると走りづらいし、シンプルに速く走れない。膝を締める安心感はあるが、そのぶん脚の動きが制限される感じがあって、練習の質を優先すると結局外すことになった。
だから使いどころは走行中ではなく、その外側だった。普段の生活で着けたり、練習が終わった後や、練習と練習の合間の時間に着けて膝を守る。走っている時間より、走っていない時間のケアに回すサポーターとして使っていた。
テーピングは効いたのか
テーピングは、どうしても痛いけれど走らなければいけない練習の日に使った。使っていたのはファイテン(phiten)のパワーテープ X30、ロールタイプだ。
ファイテン(phiten)パワーテープ X30 ロールタイプ 楽天市場(新規タブで開く)・Amazon(新規タブで開く)・Yahoo!ショッピング(新規タブで開く)
このテープの魅力は粘着力にある。激しい動きをしても外れない。走っている最中に剥がれてくると気が散るし貼り直しもできないので、外れないことは実用上かなり大きい。痛みを消してくれる魔法ではないが、痛みを抱えたまま予定していた練習を最後までやり切る、その支えにはなった。
やってはいけないと感じたこと
ここは、サポーターやテーピングそのものより、それらを使う「気持ち」の話になる。
一番やってはいけなかったのは、サポーターやテーピングで痛みが引いたことを「治った」と勘違いして、練習量を戻してしまうことだった。ジャンパー膝は痛くても走れてしまうから、道具で痛みを一段ごまかせると、つい行けると思って踏んでしまう。走り始めの痛みが道具でマシになるのは、症状が治ったからではなく感じにくくなっているだけだ。特に大学3年の頃、体が温まっていない走り始めにいちばん痛みが出るのを、無理に押し切って走っていた時期が一番良くなかった。
サポーターで治るのか:治療との使い分け
サポーターやテーピングで、ジャンパー膝が治ることはなかった。走り始めの痛みをしのぐ対症療法で、根本を変えたのは治療のほうだ。
自分の場合、マッサージも鍼も、その場は楽になってもまた走ると戻る一時しのぎだった。大学3年で受けた動注治療(モヤモヤ血管治療)は直後は効いたが時間で薄れ、最終的に走れる膝に近づいたのは、4年で受けた TENEX 治療と体外衝撃波(収束型)の合わせ技だった。詳しくはそれぞれ動注治療の記録、TENEX 治療の記録、体外衝撃波治療の記録に書いた。
だからサポーターやテーピングは、治すものではない。治療でよくなるまで、走り始めをしのぐための道具だ。道具で痛みを消して治療を先延ばしにするのは、自分の3年間を振り返ると一番の遠回りだった。
使ったものまとめ
実際に使った2つを、楽天・Amazon・Yahoo! のリンクでまとめておく。
膝サポーター(ザムスト ZAMST EK-5) 楽天市場(新規タブで開く)・Amazon(新規タブで開く)・Yahoo!ショッピング(新規タブで開く)
走行中ではなく、練習後やケアの時間に膝を守る用途で使った。
テーピング(ファイテン phiten パワーテープ X30 ロールタイプ) 楽天市場(新規タブで開く)・Amazon(新規タブで開く)・Yahoo!ショッピング(新規タブで開く)
粘着力が強く、激しい動きでも外れない。痛みを抱えて練習をやり切りたい日に使った。
ジャンパー膝は、人によって効く治療も、合う道具も違う。ここに書くのは「これを使えば治る」という方法ではなく、長く治らなかった一人のランナーが何を使って、どうだったかという記録だ。同じ膝に悩む人が、次に何を試すか決める材料になればいい。
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